まもなく2012年も終わり。
もともと友人にしか公開していないmixi日記に、もっと多量の写真を載せたい、といった理由で使うようになったこのblogで、それは2012年中も一応変わっていない。
だから別に、この一般公開だけど内容的に内輪なblogには、これといった事件もない。アクセス数も伸びるわけでもなく、トラブルがあるわけでもない。
2012年中は、私個人にはこれといった悪いこともなかった。12月までは。
ただ、勤め先の会社、あの電機メーカーの経営が炎上していた。なんせもうテレビでも新聞でもニュースになりまくり、「なぜあの会社は失敗したのか」と本がいくつも書かれるような事態だった。
で、人員削減の波に飲まれて、2012年いっぱいで退職ということになった。
少なくとも現場では居ないと困るといってもらっていたし、実際、12月いっぱい使っても引き継ぎをやりきれなかった有様で、私も同僚も途方に暮れてる有様ではある。
そういうわけで、今ならあの大企業の技術部門にいた太陽電池エンジニアがフリーに。誘うなら今。
ところで、「ささめきこと」のいけだたかしが何やら新しい漫画を描いていて、買ってみれば「34歳無職さん」という。
まあ私は34歳ではないのだが近いし、会社が飛んで無職という設定まで近い。ぴったり同じでないのが逆にリアル。
で、関係あるようなないような話で、会社を辞めてしまうとどうしても人間関係が狭くなる。
今までは、ネット上のコミュニケーションサービスは、できるだけクローズに使うことにしていた。
このblogにしても、コメント欄もトラックバックも出していない。
twitterも非公開アカウントだし、mixiもほとんど友人のみ。メッセンジャーツールの類も、15年前から友人とやってるIRCと、自宅のPCにだけ入れてるLINEだけ。
そのあたりは、少し方針を変えようかと思う。特にtwitterは、自分が非公開だと他人をフォローするのも気を使う。
まあ、別にこのblogのコメント欄をオープンしたところで、書き込みが集まったりもしない。わかっているが、それはそれ。
どっちかというと、やっぱりオープンするんじゃなかったと思い直して、すぐ閉じる懸念の方が大きい気がするw
各種サービスのアカウントは以下。
twitter: https://twitter.com/Mubouan
読書メーター: http://book.akahoshitakuya.com/u/9251
pinterest: http://pinterest.com/mubouan/
あとは、どっかいって古いカメラで写真を撮っては記録するblogだったから「古カメラ徘徊記」というタイトルだったのだが、もうちょっと書くことを広げようとも思う。
もっぱらK-01ばかり持ち出すようになっているし、ブログタイトルも変更するのが妥当だろう。
「ハト派」か「煩悩」か、そのへんが候補だったが、「3x歳無職殿」なんかも急浮上。
2012年中にあった心変わりといえば、仏教に興味を持つようになった。
すべてのきっかけは、須磨寺の奥の院に参った時、山の中の参道での一件だった。
雪の舞う2月、ほとんど人も通らない寂しい参道で、小柄なおばあさんに出くわした。
そして声をかけてきたおばあさん曰く、以前須磨寺に来た時、まさに私と出会ったこの場所で、大きな蛇に出くわしていたという。
その時は怖くて足がすくんだが、昔から蛇は神聖なものとされているのを思い出し、気を取り直して下山した。
すると、おばあさんの身になぜか次々良いことばかり起こり、息子さんもよく親孝行してくれるようになったという。
こんなに人の少ない冬の日に、ちょうどここで出会ったのは、きっと神仏の与えてくれた縁に違いない……と、ほとんど拝まれるくらいだった。
30年以上生きてきて、神仏の使い扱いされたのは初めてのことだったが、それから仏教も面白いかと思い、本など少し読むようになった。
読んでみると、なかなか面白い。
「悟りを開いたような気になってしまうのは煩悩、もうすぐ開ける気がするのも煩悩、仏の教えが理解できたと思うのも煩悩」という世界らしいので、仏教を理解したなどとは言わないし、思ってもいないけれど。
まあ、「仏教は多神教」だとかの俗説に対しても、すこし違う視点を得られたりもして、そういうところでも視野は広がったように思う。
また、安易にわかったような顔をしてはいけない世界なので(今してるけど)、利いた風な口を利くことへの戒めにもなると思う(今利いてるけど)。利いた風な口が氾濫する時代だからね(と利いた風な口を利く)。
神道もそうなのだけど、こういう長い伝統がある宗教について何も知らずにいると、「日本の常識」とか「日本の伝統」とかを正しく判断できないようにも思う。最近そういうこと振りかざす人多いしなあ。
2012年にやったといえば、ついに主力として使うパソコンがノートになった。
初めてパソコンを触った80年代からずっと20年以上、主力はデスクトップだったが、ついに時流に屈した形。
もともと自作デスクトップPCも、スペック追わずに静音の方へ向かっていたのだけど、気がつけば3年落ちの中古ノートPCでさえ、私の要求スペックを十分満たしているくらいになっていた。
だから、「ノートで十分」というのはすでにあったのだが、さらに震災以来の省エネ要請があって、「ノートのほうがいい」と考えるに至った。使ってる時間長いんだし。
で、馴染みの中古屋で、リカバリ紛失で売り辛いというVAIO Z VGN-Z90NSに、MARプログラムでWindows 7のライセンスをつけてもらって、それをメイン機に据えた。
(ドライバの入手性に難があるから、それなりに慣れた人でないと裸のWindowsからはセットアップしづらい。なので割安に)
ノートは液晶とキーボードの交換が効かないから、そのへんに不満が出ちゃうとずっと不満なまま使い続けることになる。
だから安ノートには躊躇するのだけど、VAIO Zなら腐っても鯛、画面も綺麗でキータッチもいい。
発売当時はUltrabookなんて名前はなかったけど、13.3型1600x900の高解像度モニターにハイスペックを突っ込みつつ、1.5kg以下の軽さに納めてる。
これならデスクトップの代わりというだけでなく、旅行に持ち出すのもこっちで大丈夫。
ま、使う電力はかなり減らせたことだろう。
次買うときは新品にしようか。この日本家電メーカー窮地の折、中古ばかりで良い客じゃない。
2012年は、全国の天皇陵に参拝して回ろうと思っていたが、まあ数ベースで5割くらいの達成率だろうか。
大阪府下はすべて、奈良県下は半分、京都はあまりいけていない。
とはいえ、あまり行ってない京都は数が多くて密集度が高いので、数を増やすなら行けばすぐ。
どちらかといえば、香川の崇徳天皇陵、淡路島の淳仁天皇陵が難しい。近くに電車走ってないんだよな。行きづらい。
3x歳無職殿してるうちに行っておくべきか。
鉄道乗りつぶしも着々と進行。
大阪・和歌山はすでに全線乗車済み。
奈良もあと数キロ、JR桜井線が残るだけ。
京都も、都市部は京都市営地下鉄烏丸線が半分残ってるだけだったか。ただまあ、京都は日本海側がライバル。
四国グルッと一周なんかもしちゃって、四国四県の達成率もかなり高まった。
毎週毎週出歩いて、街歩き、山歩きとしていたら、随分健脚にもなれた。
山の辺の道に行った時なんか25キロくらい歩きまわって、特に筋肉痛も残らなかった。
この脚は維持していきたい所。
2013年は、さしあたりこれといった予定はなし。
失業してなければ、また去年と同じように週末になればどっか行って……と繰り返していたんだろうけれど。
ま、交通費削減を意識して動けば、ある程度同じようにはやれるだろう。
職探しはもちろんやってるのだが、もしかすると遠方に引っ越すことになるかも。
年末に友人に誘われてダーツをやってみて、なかなか面白かった。
なので、安物だけどマイダーツを買い込んでみたから、やる気が続けば新しい趣味になるかも。
ダーツ盤まで買ってしまってたりして、「ダーツバーで仲間を探そう」とか、そんな気がさらさらないのが明らかなのだけど。
それから、Androidのプログラミングもちょっとやってみたいな。
在職中にあれこれExcelマクロを書いてるうちに、プログラミングの楽しさを高校生以来久々に思い出した感じ。
Android端末はセンサーがあれこれついていて、それを使えばパソコンだけでは考えられないような遊びもできそうだし。
言語がJavaだというのが壁ではあるけれど、BASICしかできないような私には、どっちに向いても同じように壁はある。
ま、暇はあるんだから、無為に時間を空費してしまうことはないように。
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