藤田美術館の「茶道具いろは」を見てきたかったので。
それと映画館で「劇場版花咲くいろは Home Sweet Home」も観る。いろはが被ってしまった。
それと映画館で「劇場版花咲くいろは Home Sweet Home」も観る。いろはが被ってしまった。
今日は、トダ精光のコンパクトデジカメ用フロントコンバージョンレンズなんてアイテムを持って遊びに。
一個2000円と安く売ってたので、0.38xワイドコンバーター T-038Sと、180度フィッシュアイコンバーター DKM-180Sを買ってみた。
レンズ前に輪っか状のマグネットを貼り付けて、磁力で固定する仕組み。
輪っかのサイズはSサイズとLサイズがあり、安かったのはSサイズだけだった。
外形21mm・内径17mmのリングで、届いて試してみると、確かにレンズの前玉が大きいカメラが多く、Sサイズだと使えるカメラは結構限られる。
最初はコニカKD-400Zで試した。1/1.8型の大きいCCDを積んだ高画質モデルで、かつ前玉が小さいSサイズリングが使える、という例なので。
しかし、広角端38mmだと、あいにくちょっとケラレてしまう。
35mmでもちょっと足りないんじゃないかな。
最近のコンパクトデジカメは28mmから始まるのが多いので、そのへんを使うと確実。
で、KD-400Zで使ってみたら、えらくピンぼけした画像になった。
まあフロントコンバーターなんて元レンズとの相性も大きいだろう、とは思ったのだけど、どうも近接撮影ではピントが出てる感じ。
よく確認すると、DKM-180Sは、前玉固定部がネジ止めになっている。
ここのネジが緩んでいると、無限遠が出なくなったりして画質に支障が出るようだ。締め込むと、ちゃんとピントが出た。
どうも、購入時から緩んでいたような……。
で、その後、またうっかり緩めてしまったと思ったら、中のレンズエレメントが外れた。
こりゃいかんと思って組み直したら、どうも裏表か順番を間違えたようで、ちゃんとした画像が出なくなってしまった。
T-038Sの方も、よく見ると同じようにネジ止め構造のようだけど、こちらは接着剤でも入ってるのか、ちょっと手で回そうとした程度じゃ回らなかった。
多分こっちが本来の状態かな。
さておき、まだ壊していないDKM-180Sを、PENTAX Optio RS1000に取り付けて花見に出発。
28mmだと、かなり余裕がある。35mmだとギリギリくらいかな。
それと、周囲が黒くなるから、露出はちょっとアンダーに振るほうがいいかもしれない。
今時の評価測光なら、ある程度中心を重視して露出を図るはずだから、どオーバーになりまくるということもないと思うけれど。
AEモードに中央重点かスポット測光があれば、それを選んでおくとましかも。
Optio RS1000は評価測光だけで変更できないので、全体的にちょっとオーバーになった。
画角は嘘偽りなく180°ある。
立ち木の下から上を見上げて写しても、木は必ず全部収まる。
しかし、収まるからといってこれは別に面白い写真でもないか。
魚眼レンズなんて初めてだから、どう使えばいいのか……?
寄ってマクロにしてみる。うーん?
地平線を画面中央近くにすると、あまり曲がらない。
うまくすると一見魚眼っぽいくなく撮ることもできると聞いたことがあるけれど、そこまでカメラを下げると足が写ってしまいがち。なんせ180°の画角。
左手に太鼓橋が写っているけれど。
太鼓橋の上から撮ると、太鼓橋すら反ってしまう。あ、指写った。
ジャングルに足を踏み入れる(ように見える)。
森の中のカットを、対角魚眼風に切り出してみる。
普段は1400万画素なんて無駄にしか思えないけれど、対角切り出しをやるなら画素数の余裕は欲しいか。
28mm・1400万画素を4:3のアスペクト比で切り出すと、2000×1500くらいで取り出せた。約300万画素。
道や木立は魚眼に合うかも。
手すり付きの遊歩道はぴったり。
どうせならしゃがんで視点下げて撮ったりしてもよかったか。
ここで、180°円周魚眼のDKM-180Sから、130°くらいの画角という0.38倍ワイドコンバーター・T-038Sに切り替えてみる。
……これはワイコンというよりか、準魚眼、くらいに考えるべきか。
不良品かもしれないDKM-180Sより、ずっとシャープに写る。
また、130°の画角だと、やたらと自分を映し込んでしまうこともなく、かなり扱いやすい。
元レンズが28mmでもちょっとケラレてしまうが、最近たまにある24mmスタートのやつなら全部入るかも。
また、ちょっとズームしてケラレを画面外に追いやる手もあるか。
対角魚眼風に使うならそれでもいいと思う。後からトリミングするより画素は広く取れるだろう。
同じカットを4:3にトリミング。これならほとんどワイドレンズ。
実際はかなり歪曲収差があるし、周辺画質は相当きついのだけど、被写体次第で使えるか。
ちょっと意地悪。これだけ曲がるから、やっぱ魚眼は魚眼だ。
こっちはどちらかといえば、トリミングして超ワイドレンズ風にしたほうが使えるかも。
3:2に切ってみた。構図次第でこっちもありだな。
1:1となると、奥行きの強調を上手く活かせないと難しい。一番端の、大きく歪む部分を捨ててしまうことになっちゃう。
桜の木がフック状に。
慣れたらレンズの歪曲と現物の曲がりを上手くコントロールできるだろうか。
桜の花びらが水に溜まっている。
この翌日には暴風雨が来るから、桜の宮の桜も一気に終わりに向かう。
今日はここまで。
新鮮で面白い撮影ができた。
DKM-180Sの方は、あいにくエラー品っぽいせいもあってか、ちょっと画質は苦しい。
T-038Sは、端は仕方ないけど中央部に関してはちゃんとシャープに写る。DKM-180Sも本来はこれくらい写るものなのかも。
一眼レフに魚眼レンズを買うことを思えば、ぐっとリーズナブルに楽しめたから、画質は妥協の範囲内。(まあ、私は破格で買えてるのだけど)
やはり円周魚眼のほうが魚眼らしい絵にはなるけれど、なかなか私には使い方が難しい。使いこなせれば面白いんだろうけれど。
T-038の方で、超ワイド風に使うというなら、私にも扱いやすい。
T-038は130°の画角があるというので、それを3:2なり4:3なりにトリミングして対角130°の画像としたら、焦点距離はライカ判で10mm相当になる。(計算間違ってるかもだけど)
まあ、収差をちゃんと補正した10mmレンズとは、だいぶ写り方も遠近感も違うはずだけど。
最初から対角魚眼として使う場合、Optio RS1000の場合、ズーム比2倍(焦点距離27.5×2=45mm相当)のところでケラレがとれた。
RS1000は、ズーム位置を記憶するように設定もできる。ちょっと便利。
磁石で止まる程度の重量しかないから、別に持ち運びも苦にならない。
磁石のマウントも、取り付け・取り外しは簡単だし、振り回したりしなければ飛んでいくこともなく、なかなかいい。位置決めちょっと頼りないけど。
ちょっとしたお遊びアイテムとしては上々の品。
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