そうすると当然、家で使うときには外付けドライブがいろいろ欲しくなる。
Ultrabookでは、HDDやSSDも小さいし、光学ドライブもないことが多い。
で、USBで外付けする。
しかし、ひとつやふたつならともかく、数が増えるとめんどくさい。
USBケーブルも増えるし、ACアダプターも増える。
じゃあ、ということで、古いPCケースを流用して、ドライブケースにしてみた。
結論から先に
メリット
- コンセントひとつですむ
- USBひとつですむ
- 単なるUSBデバイス扱いなので、取り外しも平気
- ベイと電源が許す限り増設も可能
- ひとつの箱にまとまる
- 規格の古い電源ユニットでも使える
- なかなか売ってない5インチ光学ドライブの外付けケースになる
デメリット
- 安上がりなわけではない
(大部分が流用でなければ高く付くし、ドライブを流用するなら残存寿命次第で新品買ったほうが結果的に安くもなりうる) - 場所を取る
- 多分消費電力のロス大きい
- USB2.0なので、転送速度はせいぜい20MB/sくらい
作業内容
今回の検体は、この実にふるくさいAopenのデスクトップケース・H300A。
もともとベアボーンキットの筐体で、2001年には単体販売もされた。
で、2001年という時代から、電源の仕様が古い。
SATA電源コネクターはもちろんないし、マザーボードへのコネクタすら20pin。
MicroATXマザーを入れることはできるのだけど、電源の制限でPentium 3世代までしか使えない。
しかも専用品だから、何か別のものを使うこともできない。
つまり、今となっては使いようがないケースだった。
電源は確か2005年ごろに新品を入れて、そのまま長らく眠っていた。
(当時ファイルサーバーにしようと画策したのだと思う。眠っていた状態で、マザーボードにAsus TUSI-M、CPUにVIA C3-700Aが入っていた)
とはいえ、ちゃんとHDDに電気を供給できる電源はついてる。
筐体も、ドライブを固定するためになら十分使える。
で、実際やったことは、何ら難しいことではない。
これだけ。
ケースの電源ユニットから、BD-REドライブとHDDに電源を供給する。
古いので、4ピンペリフェラルコネクターをSATAコネクターに変換するケーブルは必要。
USB-SATAコンバーターは、電気街などにいけば、データ移動などの仮接続用のものが売っている。
ただ、ほとんどはいちいちACアダプターが付属する。そりゃ、付属しないと単独で使えないんだから、当然といえば当然。
しかし、今回はACアダプターなんかもらっても邪魔になる。値段も高くなる。
amazonをよく探したら、まさに欲しいのがあった。
それを、USBハブに繋ぐ。ハブはこの際なんでもよい。
つながるHDDやドライブはすべて電源供給されているから、ACアダプターつきのセルフパワーハブなどは使う必要なし。
マザーボードを外していないのは、電源スイッチをつかうため。
CPUもメモリーも外せるものはすべてはずして、ブザーコネクターも抜いて(抜かないとエラー音がする)、電源コネクターとスイッチコネクターだけを繋ぐ。
まあ、明らかに電気の無駄になるので、気になるなら、上のようなスイッチだけを動作させるものが売られている。
マザーボードによってはスイッチとしてだけは使えないかもしれないので、その場合はこういうので。
使用感は……まあ、なんというか普通。
ごく当たり前のUSB外付けHDDと、ごく当たり前のUSB外付けBD-REドライブと扱える。当たり前。
電源切るときは、手動でスイッチを押してやる必要あり。
マザーがTUSI-Mだと、電源は長押ししないと落ちなかった。
PCがスリープしたらHDDの電源は落ちるのだけど、マザーボードへの無駄な電源供給は続くし、電源ファンも回っている。
ちなみに、写真では3.5インチオープンベイに何か入っているが、これはスーパーディスクドライブ。
自分でも取り付けたのを忘れていたモノだった。
ATAPIだから、USB-PATA変換アダプターを噛ませばコレも稼働できる。
まあスーパーディスクのメディアなんか持ってないけどさ。フロッピードライブにはなるよ。
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