二日目の宿は、料金と場所とタイミングの都合で勝浦に。
観光マップなどを見ると面白そうなところもあるのだが、時間が中途半端な上にどれも距離がある。
レンタサイクルなんかあればよさそうに思えたけど、駅前の目立つところには見当たらず。
駅前にはドムドムバーガーが店舗を構える。
ダイエー系列だから、ダイエー内のフードコートにあったりすることはたまにあるのだが、独立店舗はかなり珍しい。全国で30もないはず。
ということで入ってみた。
三重の桑名駅ビルにあるところに何度も行っているが、どうにもファーストフードらしいシステマティックさが足りない、ハンバーガーが出てくる喫茶店みたいな雰囲気がある。勝浦店もまるで同じ。
それからとりあえず宿にチェックインして、勝浦の地酒「腰古井」のワンカップを買い込んで一杯。
アルコール添加はもちろん加糖もしているような安酒ではあるけれど、意外に口にあう。
アルコール添加のは、どうもアルコールの刺激が気になって苦手だから、そのうち純米のを飲んでみたいな。関西で買える機会があったら気にしておこう。
で、その夜は宿で本を読みながらそのまま寝てしまった。
朝は早く起きて、名高い勝浦の朝市へ出かける。
朝市の様子は人が写るので写真はちょっと遠慮するが、おばちゃんが道の脇にテントをかけ、あるいはござをしいて海産物や野菜を売り出している。
いかんせん大阪まで持って帰るわけにいかないから、見てるだけにとどまるのが寂しいけれど。最初からこれ目当てで大量に買い込んでクール宅急便、とやればまた違うのだけど。
光照寺、という寺の門前で市をやっている。
光照寺には、枝から多くの乳柱が垂れ下がる「乳イチョウ」というのがあり、ご利益を求めて女性の参拝が多いという。巨乳になれるとかそういうのじゃないけれど。
市を南に抜けたあたりに小山があり、そこを上がっていく階段が見える鳥居がある。
遠見岬神社という。ウェブサイトが驚きのモダンさ。
神武天皇の側近として、房総を開拓した天冨命を祀る。
文字通り、勝浦の街を一望する高台にある。ちょっと見かけて立ち寄っただけだったけれど、いい神社に参拝できた。
そして駅に戻り、館山方面の列車に乗り込む。