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2015年2月10日火曜日

Reader Storeの入荷リストの改悪

私は結構前からSONY Readerを愛用してるもんで、いかなシェアが低かろうと、ずっとReader Storeを利用していた。
夜になるとサーバーが重いとか、入荷ペースが遅いとか、不満があるといえばあるのだけど、やっぱり電子書籍は一度客になったところからは離れづらい。
なんたって端末の出来が好きなので、SONY Readerを使うこと自体は満足している。


が。
ちょっと引っ越しでごたごたしていて、しばらくぶりにReader Storeの入荷リストを表示させてみると、これがまた酷い改悪。



Reader Storeの入荷リストって、以前は、単にテキストでずらっと一覧が出ていた。
入荷日ごとに区切られて、それが「コミック」「雑誌」「書籍」で区切られ、さらにコミックはレーベルなどで、書籍はジャンルなどで区切られたリスト。
本一冊の情報は、書名と著者名と出版社と価格を書いただけ。

ほんとに味も素っ気もない、字だけにしてももう少し見栄えする表示の仕方がありそうな感じがする代物ではあった。
10巻以上続く作品が一斉入荷されたら、並び順が1・10・11・12・2・3……とかになっちゃってたりするカッコの悪さ。
よくわからないカテゴリ分けされてることも多かった。何でその作品がSFなんだよ、とか。

当然のことながら、見づらい。と思われていた。
私も、新刊リストで見落としたものを、後でたまたま検索で見つけたりしたこともある。


それとは別に、カテゴリ検索に「新着」というのがあって、そっちだと書影入り一覧表示ができた。
ただ、私にはページあたりの情報量が少なくて、少々鬱陶しい。
これはほとんど使ったことなかったな。



そこで今回の「入荷リスト」の改訂。
もしかすると、これまでの「新着」カテゴリの内容が出るようになっただけかもしれないけれど。


開くと、こういう表示になっている。
一見すると、書影付きになって見栄えがよくなったわけだが。

これがまあ、利用に支障があるレベルでダメだった。


上の画像は、開いた直後の表示。
これを、ずっと下にスクロールし続けると、こんな表示になる。



すべてを一括で読み込んでしまうんじゃなくて、ページ下端までスクロールすると逐次追加読み込みされるようになっている。Twitterみたいなやつね。
これが、前から重いReader Storeのことで、追加読み込みが引っかかってやたらと待たされることがよくある。
長いと1分くらい待ったりする。スムーズにいっても5秒くらい。
(但し、今うちの回線は1Mbps以下なんで、スムーズに行って5秒というのは、回線が良ければもっと縮まるかも。でも分単位の待ちは向こうのサーバーレスポンスの問題だろう)

それほど大量に一気に読み込むわけではないから、送っては待ち、送っては待ち、かなりテンポが悪い。


また、表示されている書影の行ごとの間隔がやたらと長くなっている。
雑誌やアンソロジーなどで、著者欄に何人も書かれて無闇矢鱈と長い本がたまにある。
そういうのが出ると、それを表示しきれるように行間隔が変更され、すでに表示している部分を含めてすべて行間隔を伸ばしてしまう。
それで、表示がこのように間抜けになる。
さらに、読み込み・再表示が行われた直後に表示位置が飛んで、今まで自分がどこを見ていたか見失う。


そして最悪なことに、表示冊数が増えるほど、どんどんブラウザが重くなっていく。
多い週で2000冊以上入荷するのに、ざっと500冊くらいで目に見えてスクロールが遅くなる。
こちらの環境は、chromeにCore i7-3517Uとメモリ4GBだ。
電子ブックストアの新刊リストを表示させて重いというのを、スペック不足に帰するほどプアな環境でもないように思う。

多くなれば重いなら、絞り込みで一度に表示する数を減らせればいいのだけど、絞り込みが大雑把すぎる。
画像にも出ているけど、全部で1500冊ほどあって、コミック500冊・雑誌100冊・書籍900冊の3つしか絞り込み範囲がない。



つまりは、壊滅的に一覧性が悪くなった。
見るのに時間ばっかりかかる。

これ作った人、使ってみて使いづらいと感じなかったんかな。
あるいはもう、「書影付きじゃないとカッコ悪いから付けろ」と上から強要されて、こうするのが精一杯だったのか。


まあこんな言い方すると装丁の方に悪いのだけど、そもそもこんな小さな書影は、情報としてどれほど役に立つだろうか。
コミックにしても、絵の好き嫌いを判断できるほどの大きさには見えない。
書籍、特に決まったフォーマットの表紙になっている新書なんか、最初からタイトルと著者名しか書いてないわけで、それならテキストでよくないか。


「今後の配信予定リスト」は、過去の入荷リストに似た表示なのだが、こんな内容。
確か、過去の入荷リストだと、対応端末の表示がなくて、もう少し窮屈に表示されてたかな。
いずれにせよ、これで十分だと思う。
少なくとも、ざーっと見るのは圧倒的にやりやすい。



というか、入荷リストにしても検索にしてもカテゴリ表示にしても、書影なしのリスト表示モードがあればいい話だし、それが実装されてないのがいかんよなあ。
私の感覚だと、あって当然なのだけど……

サーバーのレスポンスがもっと良ければマシになるけど、Reader Storeが重いのはもう何年も前から、それこそ私がPRS-T1を買って以来ずっとだから、サーバー増強する余力もないんだろう。

せめて、絞り込みをもっと細かくできれば、大量に表示させてブラウザが重くなることだけは回避できるのに。
どっちみち私がハーレクイン買うことなんてないんだし、多少は時間ロスも減らせるし。


しかしほんとこれ、現状のだと、本当に新刊チェックをやってられない。ひどすぎる。
このままじゃ、Reader Storeから買うのやめてオール自炊にしてしまうぞ。