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2013年8月19日月曜日

VersaPro UltraLite Type-VG VK19S/G-F 使い始めインプレ(2)

VersaPro UltraLite Type-VG (≒Lavie Z)の使用レポートその弐。




Windows エクスペリエンスインデックス


前回書き忘れ。


  • プロセッサ: 7.2
  • メモリ(RAM): 5.9
  • グラフィックス: 4.7
  • ゲーム用グラフィックス: 6.2
  • プライマリハードディスク: 8.1


Haswell世代だと、グラフィックスの項目が5以上になってるみたい。
ゲーム用グラフィックスが思ったより高いね。

キーボードは思ったより慣れる


キーボードが悪いのは確かだけど、これは思ったより慣れで解決する感じ。
上下だけ幅が狭いカーソルキーも、意外に慣れた。

タイプミスはやっぱり少々増えるが、まあ、キー入力を無視されているように感じるのは誤解だったかも。
キーの高さがないせいで、キーの間を押したら枠しか押されていなくて、それで反応がない。これは従来のキーボードだったら、単に両側のキーが入力されている時だろう。

たまーにチャタリング起こす気のは、私の手のせいなのかキーボードのせいか、まだなんともいえない。

ストローク浅いのは、まあ好き嫌いと思う。私は好きな方。
ただ、浅い割にはかなりタッチが重くて、これはあまり私は好きじゃないな。
これだけ薄いわりに、それほどぐにゃぐにゃした感じがないのは頑張ってるかも。


タッチパッドがひどい


もともとタッチパッドは好きなデバイスじゃないけれど、それにしたって、こんな使いづらいのは初めてというくらい。慣れのレベルじゃなさそう。

スライド操作は、まあ支障ない。
世には、指が吸い付く鏡面仕上げのタッチパッドなんて驚異的なものがあるらしいし、この点に関しては普通レベルだろう。

位置も、ごく自然にホームポジションの中央下にある。
かなり大きい割には、さほど意図しないカーソル移動が起きないのは、場所がまともだからだと思う。
VAIO ZのはICカードリーダーが付いているから、タッチパッドが左にオフセットしていた。おかげでホームポジションでキーボード操作してたらよく左手が触れた。


問題はクリック操作。
独立したボタンがなく、パッド下部をクリックすると左右クリックになる。
クリック自体はパッド全面が物理スイッチになっていて、特に右下をクリックした時以外は左クリックになる。

それはいいけれど、右クリックの判定範囲が、なかなかわからなかった。
しょっちゅう左クリックに化ける。
右下角をクリックしてさえ左クリックになることがある。

なぜかと思えば、静電容量式タッチパネルと同じで、爪でクリックすると場所が認識されない、ということだった。
ホームポジション近くから右手親指で、タッチパネル下部右寄りをクリックしようとすると、自然と爪が当たる。
クリックは物理的にスイッチで判定されているので、爪でクリックすると「場所はわからないがクリックはされた」という認識が起こって、それは左クリックとされる、と。

私は、ブラウザのブックマークを右クリックして、メニューから新しいタブで開く、という操作をすることが多い。
そこで右クリックが左に化けたせいで、同じタブでブックマークが開き、フォームに入力しかけた文章を失う、なんてことがもう何度も起きている。
右クリックひとつするために、いちいち気をつけて操作しなくちゃいけないようなタッチパッドでなけりゃ、こんなことは起きてない。


さらに、クリックしたあとにカーソルが動かなくなる時間がある感じ。
その無効時間中にスライド操作をしても、一旦離すまで一切動かない。
すると当然、クリックしてすぐにカーソルを動かす、という当たり前の操作をやろうとするとカーソル操作が無視される。

クリックボタンが独立していないから、クリック判定されるあたりでもカーソルが動く。
だから、ダブルクリックがブレないように、カーソルが動かない時間を作ってるんだと思う。

結構頻発するのでイライラするんだけど、独立ボタンがあればこんなこと起きない。
ボタンでなくとも、タッチパッド下部ではカーソルを動かさない、というソフト的対応もできそうに思う。
せめて、動かない時間を過ぎたらそのままカーソルが動き出すようになってればいいのに、一旦離すまでずっと無視し続ける動作なのがよくないな。


爪右クリック不可・カーソル移動無効時間、どちらも独立ボタンがないゆえに起きていることのよう。
まあLavie Zの場合は、とにかく1gでも軽くしたかった機種だろうから、部品減らすために独立ボタンのないタッチパッドにしたという事情は理解するけれども。
最近はボタンのないタッチパッドが、モバイルノートにもデスクノートにも増えてるみたいだけど、ユーザーは文句ないのかな……。


ただひとつ面白いのは、Momentumなるカーソルの慣性移動モードがある。
(これはSynapticsのソフト側の話だから、他のPCでも使えそうだけど)

トラックボールを使ってるみたいに、しばらくカーソルが滑っていく。
また、トラックボールと同じく、軽く触れ直すと慣性移動が止まる。
大きくカーソル動かすために何度もせかせか動かす必要がなくなって、これはなかなかいける。
昔トラックボール派だったことがあって、あの操作感に似ているとはいわないけど、まがい物なりに長所をうまく再現してるというか。



40度近い猛暑の今日このごろだけど、エンコードなど少々行なっても熱で止まるような不具合は出なかった。当たり前かもしれないけど。
しかしまあ、かなり不安な熱さにはなってくる。多分バッテリーには悪い。

筐体が薄いだけあって、熱がすぐキーボードや筐体に回ってきてしまう感じ。
不安だから、横からUSB扇風機を当ててみたりしてるけど、それほど冷却の効能はなさそう。

ECOモードならCPUクロックが低く固定されて、発熱もほの温かい程度まで減る。
DVD程度の再生とブラウザ操作程度なら、その状態でも特にパワー不足は感じない。

ACアダプターをつないでいる時であっても、節電&冷却のためにECOモードにするのは良さそう。
ホットキーひとつで切り替えられるから手間もない。


バッテリー持ち


フルチャージで公称8.1時間。
8割充電しかしないようにしているので、8掛けで6.48時間。
10%切ると警告が出て、もう少しするとスリープする。多分これは設定で変えられるけど。
10%で終わるとして、5.67時間。

5.6時間は無理だけど、ECOモードにしてモニタの輝度は低め(下から2番めか3番目)なら、L-02Cでネットワーク通信しながらでも、3時間以上は軽く使えてる感じ。
機内モード(WiFi / bluetoothオフ)にしてもL-02Cで通信はできるので、この方がバッテリーライフは伸びる。

安定したWiFi環境でECOモードにして使っていると、大体10%で30分使える。
80%から10%になるまで3時間半。


また、80%までは1時間で充電できる、という謳い文句。
測ってはいないけど、本当にみるみる充電される。実際1時間内外で80%にはなってそう。


その他マイナートラブル


機内モードをオフにしても、WiFiが有効にならなくなることがたまにある。
チャームを出して「設定」→「PC設定の変更」→「ワイヤレス」でWiFiを有効にする。

……のだけど、そこ見てもWiFiの設定項目が消失していたことも一度あった。
この時は一度再起動が必要になった。なんだったのかな。
ハードスイッチがあれば、こんなややこしいこともなかったかも。この薄型機に求めることじゃないけど。


また、RATOCのREX-UHPA1 (USBヘッドホンアンプ)と微妙に相性が出るようで、たまに音が出なくなる。
間にパワードハブを噛ませてるから、そっちとの相性かもしれない。(REX-UHPA1とパワードハブの組み合わせは前のVAIO Zでも使っていたが、その時はノートラブルだった)
USBを挿し直せば治る。


その他マイナー長所


電源コネクターが、USB並みに大ぶり。そして頑丈そう。
うっかりテンションをかけてしまったりしがちなところで、このがっちり感は嬉しい。

ACアダプターも、でかく見えて薄いので、比較的かさばりにくい。
ACアダプター-コンセント間のめがねケーブルがやけに短いのが不思議だったけれども。



Logitec LAN-GTJU3H3 (USB3.0 ギガビットLANアダプタ)


今のUltrabookは有線LANポートを備えないものが多い、けどUSB3.0には対応しているので、USB3.0のGigabit有線LANアダプタが便利。
やっぱり無線と有線じゃ実効速度がまるで違っていて、ファイルサーバーとかNASがあるなら有線LANがほしいところ。

また、LAN-GTJU3H3は、Gigabit有線LANに加えて、USB3.0の3ポートハブにもなっている。
Lavie Zは本体ポートはたった2つしかないから、なかなか気の利くコンビネーション。


ただ惜しむらくは、使用中に触るとすぐネットワークが瞬断したりする。通信中にハブの抜き差しが事実上できない。
あまりよくない個体が当たったんだろうし、初期不良交換できるかもしれないけれど、ちっと面倒で……

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