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2013年3月2日土曜日

大阪城公園で梅見 (PROD-20's・PowerShot A400)

梅の季節。
ということで、大阪城公園で梅見などと洒落こんできた。

カメラは、ちょっとした弾みで安く買えちゃった、Minolta PROD-20's。
マクロもないような35mm単焦点コンパクトカメラだけではどうもならんので、PowerShot A400を一緒に。
PROD-20'sに入れたフィルムは、SUPERIA X-TRA 400。ごくふつう。


ごくふつうに大阪城公園駅からぷらぷら歩いて、廓の中へ。


梅園では、3人にひとりはレンズ交換式カメラを持って、8人にひとりは三脚つきという調子。
しかしマクロレンズつけてないとあんまり寄れなくてしんどいと思うけどな。

かくいう私のPROD-20'sも、35mmF4.5で最短撮影距離0.95m。おーい。
寄れないので、引いて撮るしかなし。
寄りすぎてピント合わせられなくても何一つ表示せんから、怖くて近づいてみることもできない。
私はまあ、いつもこんな散漫な写真撮ってるから別にいつもどおりなんだけど、ちょっとでも凝った写真取ろうとするとまったく足りないカメラだなあ。


まあ、わかっちゃいたので、花マクロはPowerShot A400で。
なぜか広角端45mmなんて不思議に長いレンズを積んでるので、マクロがちょっと長めで使える。


淀君に殉死した侍を祀るお社が、本丸近くのちょっと目立たないところに。
その近くの地面に、なんだろうこれ。


大阪市立博物館の建物はなんとなく好き。特に裏に回ると渋い。


ちょっと意味ありげなオシャレ写真気取ってみたりして。
それにしてもものすごい周辺光量落ち。

しかしこれを意図的に出せれば、一昔前のHOLGAオシャレ写真っぽくいけそうなのだけど。
あいにくPROD-20'sはプログラムオートのみで、しばしば勝手に絞られて普通の写真に。


豊国神社の秀吉公。
鳥居が写り込んじゃったヘボフレーミングは……ファインダーが適当だからだということにしておこう。


豊国神社。まあ何度も来てるね。


大阪城公園を南に抜けようと思ったら、ピースおおさかという博物館があった。
来たことなかったので入ってみると、まあ名前通り。
主に第二次世界大戦について、日本軍がやったことも、米軍がやったことも、ナチスあたりがやったことも、悲惨な写真ばかりで気が滅入る反戦資料館。



大阪城公園を出て、南へぶらぶら歩いて行く。
玉造稲荷神社に出くわして立ち寄る。


旧社格は府社で、創建は垂仁天皇18年秋、つまり紀元前12年。
仏教を受け入れるか排除するかで聖徳太子と物部氏が争った時、太子がここで戦勝を祈って、戦後には観音堂を建てたと伝わっている。


この低い鳥居はなんだろう?


秀吉や家康にも篤く祀られていた。



秀頼胞衣(よな)塚大明神。
よなというのが、胎盤とか胎児を包んでいる膜とかを指すもので、かつて大阪城三の丸に秀頼のそれを埋めて祀っていた。
2度ほど場所を移ってここにきた。


近くに利休が屋敷を構えていたとかで、その利休が「玉造清水」といわれるこのあたりの名水を採れる井戸を屋敷に掘っていたとか。近くには古田織部や細川忠興の井戸もあったそう。

いろいろある神社だが、さらに難波・玉造資料館というのもあった。
しかしこれは1週間以上前に神社に予約をしなきゃダメとかで、今回は入れず。


さらに南にどんどん歩いて行く。


三光神社というところに。
反正天皇の時代に創建したという、これも古い神社。西暦406~410年くらいか。

このあたりはもともと大阪城の出城で、大阪の陣では真田幸村が陣取ったりして、地名が真田山となっている。
それで幸村の銅像が。

神社がある山自体は、宰相山というようで、桜の名所でもあるそう。





PROD-20's、まったく格好いいカメラではある。
1920年代のカメラをイメージしたとかで、革張りにシボ加工の金属ボディ。

しかしこの格好で、中身はといえば80年代のオートフォーカスコンパクトカメラ、それもあまり上等とは言えない部類のもの。
PROD-20'sは1990年の製品だけど、中身は多分87年のMAC AUTOというものと同じ。
35mmF4.5の3群3枚レンズ、3ステップの大雑把な赤外線オートフォーカス、最短0.95m。

シャッタースピードは、MAC AUTOと同じなら1/40~1/150秒。絞りは、レンズに1:4.5 (22)と書いてあるから、F22まであるのかな。
ISO400で1/150秒までしかシャッタースピードがないとなると、それくらいまで絞れないとちょっと辛そう。まあ、今時のネガならよっぽどオーバーでも大丈夫そうだけど。
フィルムはDXコードを読み取るけれど、ISO400以外は全部100に設定されるよう。

ファインダー表示がなにひとつないみたいで、ちょっと不便。AF合ってるのかもわからんしストロボチャージもわからない。
ストロボはオート固定で、オフにしたりもできない。


まあ、そもそもオリンパスのO-productという、すごく未来的で美しいカメラが89年に大ヒットして、ミノルタが後追いをして現れたのがこれであるそう。
O-productもまあ、スペック見る限りは同じようにAFのプログラムオートカメラで、機能は大差ない。もっと寄れるのと、DXコードをちゃんと読む程度の差か。

だから、PROD-20'sも同じようなスペックでよしとなったのかもしれんけれど、しかしこれは。
どうも、元があんまり上等ともいえんカメラだけあって、なんか巻き上げモーターの音とかがガーガーとガサツな感じ。
寄れんし、写りもまあ周辺光量落ちを味と済ませられるかどうかってところ。

写真が撮れる(けどカメラと思って触ると点が落ちる)ファッションアイテムかなあ。
23年遅れて手にすると、わざわざ電池使ってガーガー音立ててこの程度の機能しかないなら、固定焦点・単速・手動巻き上げのカメラでもよかった気もする。
まあ、23年前の商品として、それだと辛かったんだろうけれどね。

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