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2014年5月2日金曜日

ジャンクデジカメのつまみかた (2) どこで買える?

この回の要約

  • 電気街の中古PC店、特にジャンク屋っぽいところによくあります
  • 大手カメラ店チェーンもやってる店があります
  • かつての中古カメラ屋街もチェック
  • 適正価格は1000円まで




 そもそも、ジャンクカメラなんて変なものを売ってるところがないと買えません。
 なにしろ、ジャンク品というのが特殊な売り方なので、それなりに「わかってる」客が多いところでないと難しい。
 それなりのところに行かないと、そういう店が見つからないかもしれません。
 関西なら梅田か難波。神戸の元町高架下なんて良さそうですが、カメラに関してはあんまり。
 このあたりに行けない場合は、ヤフーオークションしかないかもしれません。



 経験的には、まずは電気街の中古PC店が一番買いやすいように思います。
 それも小綺麗なものを売るところじゃなくて、かなりマニア向けの商材を扱うジャンク屋に近いところ。はっきり「ジャンク屋やってます」と書いてるようなところ。

 まさに「わかってる」客の来る店ですから、ジャンクカメラの来るべきところです。
 大体こういうところのジャンクカメラが、数もワゴンに山盛りあって、単価控えめ。


 また、電気街の店舗なら、家電量販店でもたまにジャンクワゴンを出していることがあります。

 家電量販店は中古買取や買い替え時の下取りもやっているので、多量のデジカメが集まってしまうと想像されます。
 そういうものは、電気街の中古PC店に流れていってるらしい。(なぜか中古PC屋で買ったデジカメのメモリーに、某量販店のバックヤードらしい写真が残っていたことがあって……)

 しかし必ずしも他所に卸してしまうのではなくて、自ら販売してしまうこともあるようです。
 さすがに客層が一般の人ばかりの店舗でそんな無茶はやらないでしょうが、電気街のようなところなら「わかってる」客層の店舗ができていることがあって、そういう店舗でやっています。



 電気街以外では、カメラ店チェーンにジャンクコーナーを設けている店があります。
 店舗によってバラバラで、まったく扱わないところもあれば、無造作にジャンク積んだ棚がある店も。
 これは郊外店でも都心でも、どちらでも見かけます。

 ジャンク品の内容もまちまちで、本当にどうにもならないガラクタしかない店もあれば、「付属品付きの完動品だけど、液晶に目立つ傷があるから中古品としては売れない」みたいな高品質ジャンク品を出しちゃう店も、本当にまちまち。
 案外、近所にあるカメラのキタムラがそういう店だったりするかも。


 他に、カメラ屋街が形成されているところ、あるいはかつて形成されていたところも、面白い店がある、または生き残っていることも。
 大阪でいえば、日本橋一丁目や大阪駅前ビルなど。

 電気街ほど大量に出たりはしませんが、本当にマニアックな品があったりします。
 単価は少し上がりますが、慣れてきて何がレア物かわかってくれば面白くなります。
 例えば一眼レフの交換レンズとか、いっそフィルムカメラとかにまで手を伸ばしていると、一層面白いものがあります。



 特にそういう場所にいけない場合は、リサイクルショップなんかにあります。
 良いものがあるかどうかは、店の方針と入荷タイミングによるのでなんとも。
 地元の個人でやってるカメラ店なんかも、中古やジャンクまでやる店があります。


 そうでなければ、ヤフオクという手はあります。
 送料が掛かっちゃうので私は使わないんですが、他のジャンク趣味な方を見ると、ヤフオク派の方もいらっしゃるようです。
 超マイナー機の狙い撃ちとかならいいと思います。



適正価格はどれくらいか?


 ジャンク品はまちまちなので、定まった値段の相場はありません。
 しかしまあ、これは高すぎる、これは安い、ある程度の感覚はあります。


 まあ、外観に大きな問題がない、付属品なしのカメラ本体のみ、700万画素くらいまでの一般的な機種なら、1個1000円が上限かな。
 私は大体300~500円くらいで買うことが多いです。50円が一番安かったかな。
 別に値段が高いからって、動作する確率が高いわけでもありません。


 付属品つきの場合でも、正直それほど値打ちのあるものではありません。
 バッテリーは死んでいることが多いし、充電器も必ずしも必要ありません。
 付属品に価値があるのは、メモリーカードくらいかな。128MB以下のメモリースティックやスマートメディア、512MB以下のxDピクチャーカードなら値打ちがあります。


 特にレアな機種とか、特徴的な機種ならもう少し出すこともあります。
 きれいなCONTAX i4Rなんかがあったら、状態次第で結構高額でも出しちゃうかも。


 参考まで、私が買った一番高いジャンク品は、ソニー・サイバーショットU20の箱説・ネックストラップ・別売りケースつき、起動・撮影確認済みの2000円です。
 まあ、かなり珍しい機種ということもあり、故障が多い機種だけど一応動作はするのを確認されてるなら……と買ってみたんですが、これがハズレ。
 撮影は一応できたものの、シャッターに異常があって画像が一部欠ける、しかもCCD不良でしばしば画像が乱れる。

 でも、ジャンク品の「動作確認」なんてこんなもんです。一応写ってはいましたから、嘘をいわれたわけでもないです。嘘をいわれていたとしても、ジャンク品なんだから仕方ない。
 100円で買ったカメラが完動品のこともしょっちゅうあるので、本当に値段と状態は関係ないです。



手出ししないほうがいいもの


 先に「外観に大きな問題がない」と書きましたけれど、逆に大きな問題があるのはどういうものか。


 まず、レンズが出てしまっている状態のものは避けます。
 レンズが出た状態で外から力がかかると、カメラはかなり容易に壊れます。
 ジャンク品はワゴンの中でがしゃがしゃ引っ掻き回されがちですから、最初は壊れていなくたって結局ダメになっている可能性が高い。


 次に壊れがちなのは、バッテリーが入る部分の蓋。
 これは、開けられる場合は開けて確認したいところ。
 単三電池モデルの場合、アルカリ電池を液漏れさせてしまっていることがあります。少しなら大丈夫なこともありますが、中までやられている場合も多々。
 このアルカリ性の液や結晶に触れてしまうと怪我をするので、注意してください。

 また、フチが掛けてしまっているようなものは、ちゃんと閉まらない可能性があります。これはありがちなトラブル。


 他には液晶割れ。
 電源が切れているとわかりにくいこともありますが、まあ注意して見ればわかります。
 そもそも液晶が割れるような強い外力が加わっている個体は、他の部分も不安です。

 外装にあまりにも酷い傷がついているものも、同じく避けたい。
 派手に落としたりした可能性が高いです。