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2012年1月15日日曜日

りんくう公園 w/ Kodak DC80

ふらっとりんくうタウンなどに行った。

持ちだしたKodak DC80は、なんというかまあ、色々変なカメラ。
週末にふらっと出かける程度でも、もし面白い場所に出会えたときに持っているのがコレだったら寂しいな、と、入手してから長らく死蔵していた。
しかしまあ、りんくうタウンはちょくちょく行くところで、別に未知の発見などないだろうから、いい機会だからコレに。


りんくうタウン名物の観覧車。
昔ここにりんくうパパラという寂れた遊園地があり、観覧車が唯一の目立つ施設だった。
遊園地閉鎖とともに取り壊されたが、同じ場所にりんくうプレジャータウンシークルというショッピングモールができると、なぜか観覧車も帰ってきた。

ヤマダ電機を冷やかし、シークルを冷やかして100円ショップでセロテープと、LEDナツメ球を買う。
それから、海の方へと歩いて行く。


航空保安大学校がある。


駅から歩いて行く高架橋から公園に入ると、花壇に迎えられる。あんまり咲いてないが。
で、このKodak DC80、デジカメとしては非常に珍しいであろう3点ゾーンフォーカスなので、マクロモードで花を攻めてみた……って、なんだこのグルグルボケは……



確かヒマラヤザクラだったかを植えてあったと記憶してるが、リニューアル中とかいうて案内の類がなくなっている。これがそうだっただろうか。
酔いそうやなこのボケ。


太鼓橋と、休憩所の建物がある。


中はコンクリート打ちっぱなしの、一時期オシャレといわれてたようなセンス。
コスプレ撮影会かなんかやってたことあるのか、そういうのダメだよと張り紙が。確かに特定の方向性のコスプレには似合うな。


休憩所からの眺め。夏にはこの内海は子供で埋まる。



休憩所の外は、花壇がある。



海には関西空港がよく見えるのだが、このカメラではさっぱり捉えられないな。


そこから海沿いに南に行くが、すぐ公園は途切れ、まだ開発中の空き地になってしまう。
で、ここずっと前からこんな感じ、整地されて土を積んでるだけ。何になるのかさっぱり見えてこない。


通り抜けると、マーブルビーチと称する浜に出る。
カイトを上げてる人がいたりするなど。海水浴場ではないのだが、夏はなんとなく人が集まる。


そしてりんくうプレミアム・アウトレット。
まあ私はコールマンの店で買い物するくらいしか用事ないところだが、久々に来るとハンバーガー店のクア・アイナができていた。今度来よう。


DC80は、手にした当初は、まあ1997年とかの製品かなーとか思ってたら、1999年末の製品というからぶっ飛んだ。
97年は、カシオQV-70とか、オリンパスC-420Lとか、35万か80万画素程度のカメラが主流だった時代。
99年末といったら、オリンパスならC-2020Z、フジならFinePix 1700Zや2900Z、ソニーからDSC-E505、ニコンやミノルタのレンズ交換式一眼レフも出た頃。画素数は上が200万、下でも130万が当たり前。

なのにDC80といったら、名前は80でも35万画素機。補完拡大で1024x768の80万画素記録ができるだけ。
中級クラスでズームレンズが当たり前、ローエンドでも単焦点ながらAFが普通の時代なのに、DC80はフィルムの安カメラみたいなゾーンフォーカス。マクロ/近景(ポートレート) /遠景の3段階。
で、デジカメとしては相当巨大。何入ってるのか全然わからん巨大さ。

この頃、35万画素で数千円のおもちゃデジカメなんてのが出始めていたが、スペック的にはそれらと変わらない。
そのくせ、フラッシュ内蔵はもちろん、液晶もちゃんとついていてファインダーとして使える(おもちゃデジカメはほぼ液晶なし)、コンパクトフラッシュ対応(おもちゃデジカメや97年時点のデジカメは内蔵メモリのみが多い)。
それどころか、普通のデジカメでも大型高級機にしかついていない、天面のモード表示サブ液晶がある。(無駄にでかいから可能なのだが)
光学ファインダーもブライトフレームありの大きなもので、デジカメにしてはかなり良いものがついている。(無駄にでかいから可能なのだが)


で、使ってみると、スイッチ入れた瞬間に撮影可能になる。びっくりするほど速い。
ファインダーはめちゃくちゃ見やすい。視野率も撮影範囲以上が見えている上で、撮影範囲はブライトフレームでしっかり示される。
画素数が小さいのもあって記録も2秒くらいだし、レリーズタイムラグも気にならなかった。
レンズが右寄りで、持ってる指がレンズにかかるのが気になるものの、操作感だけは驚きの良さ。
ストロボモードをちゃんと記憶するのもいい。古いカメラは結構、電源切るたびにオートに戻るのがある。

しかしまあ……画質がなー……。単に画素数的にどうもならんとこはあるけれど……。
35万画素クラスだと、看板とか写してもモアレで文字が潰れてしまうし。
ピントがばっちり来てると意外にシャープだったりしているが、この程度じゃメモにも使い難い。マクロは酔いそうになるし。

液晶は絶望的に見えづらかったが(曇ってるのに見えない)、劣化してバックライト弱ってるだけかもしれない。
CF使えるのはポイント高い。まあ、2GB突っ込んだら拒絶されたが、32MB入れれば300枚以上撮れると出た。

なんだろう、意外とまじめに作ってる製品のような部分もあるのに、肝心の画素数が低すぎ、大きくなる理由が全くわからないボディマスとあわせて、なぜ製品化されたかわからないブツになっちゃってるような。
96年くらいから開発していたけど伸びに伸びて……とかだったら、キャンセルされてそうだしなあ。
ほんと、なんでこんなの作って売ったんだろう?