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2013年5月15日水曜日

中之島バラ園 (PowerShot 350 / PS Vita)

急にぽっかり休みになったので、散髪に行ったらバラ園が見頃という話になった。
そんなわけで、散歩がてら中之島に。

カメラは鞄に入ってたPlayStation Vitaと、20世紀カメラのCANON PowerShot 350。
Vitaのカメラのスペックを把握してなかったんだけど……





堺筋線で北浜へ。
降りたらすぐにバラ園に入れる。

で、とりあえずVitaで撮影に入ったものの……


うーむ。想像よりはるかにしょぼいカメラだぞ……
てっきりSONY Tablet Pと同等品くらいは載ってるのかと思ってたのだけど、35万画素のセンサーしか載っけてない。
ワイド画面だと上下3/4にカットされてますます画素が減る。4:3ならフル画素か。
カメラアプリも、タブレットとよく似た画面だけど機能は削減されて、スイングパノラマはもちろん露出補正もない。

別にTablet Pのカメラの画質が良かったとは到底いえないけれど、それでも500万画素Exmor CMOSを載せてたんだから、同じもの使い回せばよかったんじゃないのかなあ。
35万画素のカメラなんか他に使うとこあんのかしら。それともスマートフォンならインカメラに使ってるようなモジュールなのかな。

仕方ないのでPowerShot 350に持ち替え。
1997年のカメラで、35万画素。設計開発は松下だったようで、松下CardShot、コニカQ-mini、キヤノンPowerShot 350と兄弟モデルがある。


1997年と思えばまあまあ良い写りか。
発色がやや頼りないのは補色フィルタCCDの癖を殺しきれてないからかな。オートホワイトバランスの精度も頼りなかっただろうし。
露出は意外にアンダー寄り。

惜しむらくは液晶モニタがしょぼい。
液晶上ではむしろ白飛び激しく見えてるくらいのカットも結構あったのに、実際みたら大抵がアンダーだった。
セイコーエプソンが開発した、TFTより低コストなMIMという方式だそう。
構造がシンプルな分だけ反応速度が遅いのが欠点らしいけれど、色とかダイナミックレンジは別問題なのか、それともMIMだからなのか。
トランジスタじゃなくダイオードを使う液晶というと、もうちょっと後の時代にTFD液晶というのもあったけれど、MIMがその先祖になるのかな。

なぜか30度くらい、画面上を軸に起き上がる。
意味があるかどうか微妙なチルトだけど、まあ、脇をしめて胸くらいの位置にカメラを構えた時に、モニタ見やすくなっていいか。


赤の花は、当時のデジカメはかなり苦手としていた。
補色フィルタだと特にそうだろうな。


遠景はちょっと甘い感じ。
パンフォーカス機だけど、意外に近い距離まで撮影できてしまうので、ピントは近めに設定されてるのかも。


で、マクロモードがあるのだけど、切り替えレバーのストロークが大きくとってあって、途中で止めることもできる。
つまり近いならマニュアルフォーカスしろ、と。
最短ならかなり寄れる。これくらいならレバー中間よりやや遠目だけど、背景はボケる。


他のカットのアンダー傾向を見ると、これがこの程度しかアンダーでないのはやや不思議かも。


空を大きく入れるとだいぶ紫にかぶるな。


ちょっと歪曲収差あるかな。
アンダーになりやすいとはいえ、さすがにこのカットでは白がぶっ飛ぶ。逆にいえば、大抵アンダーになるから白飛びしにくいのかも。


バラ園終わり。


これくらいの看板をメモる能力があるから、やっぱり35万画素にしては解像度あるほうか。

レンズは換算43mmと標準レンズ。F2.8。
露出補正はボタンひとつで可能で、本来はちゃんと使って撮りたいとこだが、液晶が液晶だから確認しようがなくって……。
ストロボモードも電源入れたらオートに戻る。少し減点。
起動もちょっと待つし、何より撮影後の記録待ちが10秒くらいあるのが懐かしい感じ。
基本的にボタンとスライドスイッチが大量についていて、1ボタン1機能なカメラ。メニュー画面は存在しない。今ではありえない造りではあるけれど、使いやすい。
日付入れボタンがあったりするのも20世紀な感じ。
松下はフィルム時代からカメラ作ってたから、意外とカメラをカメラらしく使えるように作る下地はこの頃からあったのかな。(それがない電器メーカーのデジカメは異様なのが時々ある)


しかし16年前のデジカメにVitaのカメラ負けてるな。
ゲーム機の本分ではないから仕方ないけれど、もうちょっと、せめて画素数だけでも200万くらいほしかったな……

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