なかなかにクオリティと難易度が高いキットだった。
零式三座水偵までついてくる。塗装済みで。 |
うちの艦隊ではLv.98まで愛用しているので、今回の面子だとアタリを引いた。
土台のカードは、写真の通常の他に中破状態のものも入っている。
土台の長手が11.5cm、艦そのものが約10cm。
コレクションものとしては若干フットプリントが大きいから、置き場は少し取る。
台を諦めれば小さくなるけれど。
1/2000という小スケールながら、なかなかどうしてクオリティ高い。
まあちょっと甲板の塗り分けが大味だから、組立前に塗りなおしてもよかったかな。組立後だとちと苦しい。
グレーの軍艦色は、その色のプラで成形してあるので、ヤスリかけても大丈夫。
クレーンの支柱だけ、黒塗装のところにゲートがあるから、そこをタッチアップしたいところ。
後部甲板にある水偵移動レールも、銀ででもちょっと塗ってやれば引き締まりそう。
最後に全体にちょっとスミ入れかな。
ただ、組立が結構な難しさ。
ある程度模型慣れしていればわかるけど、知らないと困惑すると思う。
そもそも部品が非常に小さく、数ミリのものばかり。製作中に落として床までいくと見つからない可能性が大きいから、布敷いた広い作業台でやるといい。
ニッパー、カッターナイフ、ピンセット、流し込み接着剤が「あると便利」と説明書に書かれているけど、あると便利というか必須。
模型用の小さく切れ味のいいニッパー、模型用棒ヤスリ、ちゃんと合うピンセット、瞬間接着剤くらいはほしい。
組立順序も説明がない。
説明書では、上部船体に近く描かれているものを先につければだいたい良いのだけど、番号順にやろうとかするとハマるところがある。
パーツ10番は、少々緩いので瞬着で固定したい。
またパーツ8番のカタパルトも、ちょっとゆるいので瞬着。
スクリュー(13番)と舵(14番)も、小さすぎる・差し込みが硬い・他のパーツが邪魔と三拍子で、これ素手で組み付けなんかまず無理。
塗装の厚みのせいで取り付けがタイトになってるみたいなので、ヤスリで落とすと多少やりやすくなる。
船体上部と下部の合いが少し悪い、というか支柱に挿したら先端が開いたりするので、これは瞬着で貼っておいたりすべきかも。
1/2000スケールというと、アオシマから同じスケールでワールドネイビーシリーズというのが出ている。
アオシマ1/2000ワールドネイビー 巡洋戦艦フッド |
同じスケールを活かして夢の艦隊決戦をつくり上げるのも一興。