カメラは、持ちだそうと思ったやつにちょっとトラブルがあったので、近頃こればっかりのEasyshare Miniをまた持ち出し。
とりあえず関空まで行って乗船しよう、と思ったら、関空まで行くのに予想より時間がかかってしまい、ちょうど到着したら船が出た10分後。次が来るのは50分後。
まあ関空来るのも久しぶりだし、一回りしてみた。
関空のターミナルビルの、鉄道を挟んで向かい側に建っているエアロプラザ。
豪華そうなビルなのだけど、中に入ると、
こんな有り様で。
ホテルがあるとはいえ、ターミナルから駅への動線と明らかに外れたところにあるコッチ側に、わざわざ来ると思えんもんなー……
淡路島側に望遠鏡付きの展望スペースがあったりもするが、二期島ができちゃって別に展望よくもなくなってたりも。
ターミナルビル側に回ると、エアロプラザと打って変わって賑わっている。
5~6年前に仕事で来ていた頃には、どうも活気がないのが見えるような雰囲気があったけれど、今はテナントも増えたし店舗も格好がよくなって垢抜けた感じ。
ひとしきり冷やかして回ると大体いい時間。
神戸側でポートライナーへの乗車券もセットになった割引切符(片道通常料金でポートライナー乗車券つき)1800円を購入。
関空から三宮にいくなら、JRで大阪駅・阪急に乗り換えて三宮(1370円)、あるいは南海でなんば・阪神に乗り換えて三宮(1290円)が安いのだけども、どっちも乗り換えが遠いので、それを嫌うなら高速船使うのもありかもしれない。
船の出るポートターミナルまで、1キロくらいだから歩けないでもないけど、間にまったく何もなくただ歩くだけでつまらんので、シャトルバスに乗車。
意外と乗客が多く、バスは満員すし詰め状態。バス小さいし荷物で埋まってる面積も多かったけれど。
港着。
船はもう乗船可能な状態で待っていた。
入ってみると、思ったより座席数が多く、バスにいっぱいだった乗客がみな乗ってきても、まだ半分ちょっとは空席。やっぱりあのバス小さいな。
船の中からの景色は……窓が波しぶきで曇っていて、肉眼ならともかくカメラだとあんまり見えない。レンズをガラスに触れるくらい近づけて、スポーツモードにするなりして絞りを開けたり、大きなセンサーのカメラを使えばマシだと思うけれども。
どっちにしても、大阪湾のド真ん中をぶちぬく航路なので、淡路島も大阪の街並みも遠くに小さく見えるだけ。観光船ではないから仕方ないが、夜に使えば夜景はあるかもしれない。
ゆるキャラもいるけど、この冊子以外じゃ見かけなかったような。
神戸空港。
こっちも港はターミナルビルとは別の場所にあるけれど、関空と違って350mしか離れていないからちょっと歩けばすぐ。徒歩でバスより先に着いた。
初めて来るけれど、なんだか思ったよりコンパクトな空港だ。
関空ほどあれこれひやかして回るところでもなさそうなので、さらっとポートライナーに乗車。
すぐ次の京コンピュータ前で下車。
京ってたしか開発中は「京速」といってたはずだが、いつの間にか「京」だけになった。元々富士通とNECの共同開発で、途中でNECが降りたという話だから、富士通が京を作ってNECが速を作ってたんかしら。
京に用事はないけれど、神戸花鳥園というところがある。
名前の通り、大きな温室に花と鳥を展示する施設。鳥は一部を除いて籠や檻には入れずに、自由に飛び回らせてある。
オオハシは、餌をやると飛んできて手に止まるくらい人馴れしている。
緑色のはエボシドリというそうだ。
猛禽類はさすがに足に紐をくくってある。
ミミズクやフクロウは愛嬌があるので子供がよく見ていたが、隣にいたノスリ(ハリスホークとか)の類は無愛想なせいか、ちょっと怖いのか、子供は寄ってなかった。
車で来ると南入り口から入ることになるが、そっちの入り口すぐにはペンギンとオシドリのエリア。
餌を巻くとオシドリが集団で寄ってくる。そして小さい女の子が怖がる。
カンムリヅル |
マナヅル |
クロエリセイタカシギ |
マガモとアカツクシガモオ |
キンケイ |
中庭からまた室内に入ると、温度差と湿度で一気にメガネとカメラのレンズが曇る。
待ったり拭いたりで回復させてから、熱帯性スイレン池へ。
子供が乗れるようなオオオニバスロングウッドハイブリッド、下のパノラマ写真左端のはパピルスだそう。
写真にはないけど、ティラピアに表皮を食わせる美容体験コーナーなども。
オウムとインコのコーナーもある。ここはさすがにあまり触らせる感じではなかったけれど。
写真はルリコンゴウインコとベニコンゴウインコ。
動物園よりもずっと近い距離で珍しい鳥が見られて、なかなか面白いところだった。
再びポートライナーで、市民広場駅まで。
昔同人誌即売会で国際展示場に来たことがあるが、今回は反対側へ歩いて行く。
すると、UCCコーヒー博物館がある。
コーヒーの歴史や、栽培から豆の流通、焙煎に入れ方、コーヒーカップまでのコーヒーにまつわるすべての流れを実物を交えて解説する。
イスラム教徒の飲み物であるコーヒーに、教皇が洗礼したことでヨーロッパでも公然と飲めるようになったとか、コーヒーと紅茶のどちらが体にわるいのかを確かめるべく、死刑囚にそれぞれを飲ませ続けた結果、コーヒー飲ませてた囚人が70過ぎまで長生きしちゃったとか、雑学エピソードが多数。
館内撮影禁止ではなさそうだったけど、展示をバラすような写真載せるのもなんなので、こういう一枚だけ。大きくはないけど綺麗な作り。
意外とUCCについての展示は少なくて、一室が儲けられて創業者と製品・CMについてちょっと説明している程度だった。
「孤独のグルメ」で五郎さんが「コーヒとはコーヒーのことか?」と疑問を呈していたけれど、かつて上島珈琲が大阪でコーヒーを売りだした頃は「コーヒ」と書いていたようで、そのトラックの写真や模型が展示されていた。五郎さんの疑問の原点はUCCだったのかもしれない。
展示の最後にクイズが出題されて、5問全問正解しちゃったのでコーヒー大博士に認定された。
喫茶店が併設されているのでせっかくだから飲んで行こうかと思ったものの、食事できてなくて空腹だったから残念ながらパス。
代わりにミュージアムショップでドリップコーヒーを買っていった。
ここからは、ポートライナーで三宮に出て、歩いて元町高架下を冷やかして回ってから梅田に戻って中古カメラ店などを周り、と、いつもやってるような足取り。
Easyshare Miniは近頃いつも持ってるような状態だけれど、持っていて邪魔にならず、動作も機敏だし、そこそこ高感度出せるから室内撮影・望遠撮影も対応でき、帰ったらUSBケーブルを挿したら転送も充電も、というラクさが気に入った。
今回、望遠使うとAF性能が怪しくて、かなりピント外れが出ることがわかったりもしたけれど。奥ピンになってるから、手ぶれをピント外しと誤認してるってんじゃないんだ。