ところで、1/700スケールの手軽な艦船キットは、静岡の模型メーカー3社、タミヤ・ハセガワ・アオシマが共同でラインナップしている「ウォーターラインシリーズ」というのが主。
これが1971年に始まった歴史あるシリーズなもので、艦によっては70年代に設計されたレトロなキットが未だにそのまま入っていることもある。
一方で、21世紀になってから現代の技術で新設計されたキットが出てくる艦もある。
またメーカーによる設計力の差もある。今は大幅に挽回しているけど、古いキットについてはアオシマのものはかなり辛いと定評がある。
先日、同じアオシマ製の駆逐艦初春の、70年代の古いキットと、2010年にリメイクしたキットを共に入手したので、作り比べてみた。
古い方は相当古い時期のもののようで、こちらのページ最下部の左から2番めのロゴのものだった。1975年以前のロゴだから、私より年上だよ。
新キットには、竣工直後の重武装な1933年仕様と、友鶴事件・第四艦隊事件を受けて大改修された後の1941年仕様のふたつがある。旧キットは改修後仕様なので、新キットも1941を使った。