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2013年4月28日日曜日

カメラ好きなので「フォトカノKiss」を買ってみました


買いました。
PSPの前作の時から気になっているタイトルではあったんだけど、ちょっと携帯ゲーム機が苦手なのでPSP自体に手が出ず、結局プレイできずじまい。
私は外出中の空き時間には本を読んでしまうから、持っていてもゲーム機に手が伸びない。おかげで、Nintendo DSもあまり使わず死蔵してしまった実績があって。
さらに、中学の時にセガサターンを選んで以来、現在もXbox360で洋ゲーばかりなので、プレイステーション系のゲーム機を買ったことがない。文化的に馴染みがないし、プレステの有名作もほとんどやったことがない。

しかしまあ、Vitaであれば、GoogleマップとReaderアプリが使えるので、最悪ゲームやらなくても使い道がある。
値下げも決め手に。




3G版PlayStation Vitaと、8GBメモリーとポーチとかストラップがついてるアクセサリーキット、それに「フォトカノKiss」を合わせて、イニシャルコストがちょうど3万円。
Googleマップを使いたいから同じ値段なら3G版がいいけど、ボディカラーはクリスタルブラックだけ。色は赤がよかったんだけど、3G版はもう赤は作ってないとかで。

フォトカノはゲームとしては、トゥルーラブストーリー系列というやつだそう。
評価が高いのは知っているけれど、なにせプレステ持たないので円がなかった。一応、PS2を借りてアマガミをちょっとだけ。なんか難しくてすぐ投げちゃったけれど。
それ以外の恋愛ゲームも、サターンの頃の初代ときメモとか、ToHeartからこみっくパーティーくらいの時代から、ずっとブランク。
まあXbox360でドリームクラブを結構やってはいるけれど、あれはあんなバカなことをやる心意気を買ったようなところがある。
今回も、ほとんどカメラ撮影パートに興味があってのことで、恋愛ゲームとしての期待とかは正直、あんまりない。
なので、恋愛ゲームとしての良し悪しは、あんまりわかる自信がない。


ともかく、SIMカード抜いたりWiFiやら設定したり、ひと通り済ませてゲーム起動。

最初のうちはゲーム内容の説明という調子。
カメラ撮影パートには種類があるようで、ほとんど操作できずにすぐシャッターを切らなきゃならないシーンや、ある程度操作できるけど数十秒くらいの間に1枚決めるだけのシーンなどあるよう。
何やらリズムゲーム調にタイミングよくシャッターを切れ、なんてものもあった。これ結構難しい。
チュートリアルが簡単に済んだら、「あとは電子マニュアル内蔵だからそれ読め」と見事に割り切りが。

ゲームに入ると、一日4回の場所選択で会える人を探す。
こういうのは昔ながらのシステムだけど、変わらないもんだなあ。
まあ昔のは、どこに誰がいるかの情報開示ゼロだったり、ランダム性がいやに高くてさっぱり進めなかったりしたものだけど。ホワイトアルバムなんかきついというか理不尽だった……
フォトカノKissにおいては、まあ場所と居そうな人物が結びつきやすいし、不条理な感じはない。特に見なくちゃいけないイベントの時は、事前に表示される。

会えたら、マッチング会話というのをやる。
アマガミやってみたときのマッチング会話は、どうも要領がわからなかったんだけれど、今度のはひと目でルールがわかるのでやりやすい。
マッチング会話をつつがなくこなして、そのまま頼み込めば、フォトセッション、つまりポートレート撮影モードに入る。

で、フォトセッションをカメラ好き目線であれこれつっつく。


Vita版で新たに追加された「ジャイロモード」というのを使うと、Vitaに内蔵されている傾きセンサーでもって、あたかもカメラを持っているかのように向き・アングル・縦横を操作できる。
他にスティックや画面タッチでカメラを操作するモードもあって、それは任意に選択できるのだけど、まあ、少なくともカメラ好きがやって面白く、かつ操作がしっくりくるのはジャイロモードかなあ。
ジャイロモードのほうが、アングルの自由度も高いらしい。

角度はジャイロセンサーで、カメラマンの立ち位置・高さをアナログスティックで操作できる。
立ち位置は、ちゃんと机にひっかかったり、下がりすぎると壁に当たったりも。他にも制限はあるみたいだけれど、場面によっては後ろに回り込むことができたりもした。
高さも結構大きく変えられるので、なんか机より低い位置まで下がったりするので、中が見えてるローアングル撮影なんかもできちゃう。

ただ、カメラ側の操作は、リアルなカメラとはやや違う。
ズームは3倍くらいはあるかな。
カメラに慣れていると、パースコントロールはズーミングで行うもんだと思うけれど、フォトカノKissでは別途、パース変更ボタンがある。
このへんはどういう理屈になってんのかなあ。
多分、ちゃんとズーミングで圧縮効果は出てると思う。広角で寄るのと望遠で離れるのとでは違うパースになってる。と思う。

細かい話だけど、ズーミングするとモーター音がする。つまりはパワーズーム。
デジタル一眼レフでパワーズームといったら、PENTAXの上位モデル、K-10D・K-7・K-5あたりが対応している。
つまりこの主人公はペンタックスユーザーなのだろう。
(ソニーαにもあるかもしれんけどユーザーじゃないのでわからない)
あ、レンズ交換式デジタル一眼レフだ、とは一言も言ってないから、オリンパスE-20とかソニーDSC-R1だとか、そのへんの線もあるか。(あれ、E-20とかR1は手動ズームかもしれない。C-1400XLとかいっておくべきだったか)

ゲームが進むとカメラの機能拡張もあるようなので、「現時点では」と注釈がつくけれど、露出絡みは完全に適正露出固定。
ポートレートだったら、わざと露出オーバーで白飛ばしに撮るなんてよくある話だけど、今のところそれはできなかった。
まあ、毛穴やらを消し飛ばすための手口だと思えば、ポリゴンキャラにはそういう必要はないんだけども。
絵作り的な意味では、明るさくらい変えれると嬉しい。

またダイナミックレンジも気にしなくてよさそうで、夕方の窓際に立ってもらっても、顔が暗くなったりすることもないみたい。
つまり、ストロボの強制発光だとか、スポット測光で顔の露出を拾うとか、+1.5段くらい露出補正とか、そういうことはしなくていいしできない。
それでいて、ライトを追加して顔に光をあてるコマンドがある。これは用途が違うっぽい。
今のところ暗いシーンでの撮影はないけれど、多分この感じだったら手ブレを気にする必要もないのかな。ジャイロモードだと結構ファインダー揺れるんだけども。

他に、被写界深度有効の設定項目がある。
これをやると、被写体のキャラ以外の背景がボケる。
つまり、自分で絞りを開いたり、望遠で寄ったりしてボケをコントロールすることはできない。被写界深度有効を使わないと、望遠端でもなんでもパンフォーカス。
よって、ピントを外すこともまたない。

あとは、モノクロモードが使える。見た感じ、他のカラーモードもゲームを進めれば追加されそう。


撮影時に、あんまりローアングルでぐずぐずしていると怒られる。寄りすぎても嫌がられて、あまり度が過ぎると撮影を打ち切られてしまう。
撮影時のポーズも指示できるが、これは序盤はほぼ棒立ちだけ。ゲームが進むと増えていくようだけど、今のところ座ったり横になったりが出ている。
好感度はもちろんとして、周りに人がいるかいないかとか、おそらくポーズや服装によって、嫌がられて打ち切られるしきい値が変わる。状況によってはポーズを拒否されたりもする。

また、視線をよこせとか外せとか、表情を指示したりもできる。
表情については、ローアングル狙ってると怒り顔になったり照れ顔になったり、アクティブに変化したりも。

撮影時の服装に関しては、たいていは制服だけれど、場所や状況によってはスクール水着や体操服だったりする。ゲームが進めばあれ着ろこれ着ろと指示もできるだろうか。
トゥルーラブストーリーの系列のゲームは、なんというか悪ノリするイメージがあるから、多分とんでもないポーズやらひどい衣装やらが追加されるんだろう。

やれることも多いし、被写体側にある程度動きがあるからタイミング待ちになったりもして、なかなかそれっぽく撮影できる。
絞りや露出など省略されていることもあるけれど、カメラシミュレーターだと言ってるわけでもないから、これくらいのほうが楽しめる門戸は広いだろう。
まあ針式露出計がついてるだけのフルマニュアル銀塩一眼レフを使わされるマニアモードがあったりしても、それはそれで喜ぶ人は喜びそうだけれど。


そうして撮影が終わると、写真に評価点がつけられる。多分1000点満点か。
しかし採点基準はいまひとつ掴めない。
大きく引いて部屋全体を広角で収めて、ヒロインを小さく情景らしく撮ってみたら、思いっきりBAD評価の200点とされてしまった。

無難に顔アップ・バストアップを撮っていれば、まあ700点以上くらいは出る。高いと870点くらいまでは出たけれど、900点台は今のところ見たことない。
表情の点数も結構あるみたいで、むっつりしてるより笑顔作ってもらうほうが点は高い。

で、BeautifulかEroticか、という区分でも判定もされる。
まあ、普通に狙えばBeautifulが出るし、ローアングルとか変なことやってるとEroticになる……のだけど、時々謎の判定もある。
上に貼りつけたカットは、これでErotic判定860点。何がどうEroticかさっぱりわからない。
逆に下着が写っていてもBeautiful判定が出たりもするとか。

撮った写真を見せることもできて、好感度に影響するんだけど、うん、コレがエロ写真扱いされたのを忘れていて見せちゃって怒られた。

さっきから貼り付けていることからわかるとおりで、ゲーム中に撮影した写真はスクリーンショットとして保存でき、PCに転送もできる。


シナリオについては、序盤にろくでなし写真部と、生徒会長肝煎りで真面目な写真を撮るフォト部のどちらに属するかの選択を求められる。この選択によってストーリーが変わるそう。
この部活対立の構図は、やはり春風高校光画部と、生徒会肝煎りの写真部との対立をオマージュしているんだろう、と勝手に決める。
ということで、生徒会長(上の写真のキャラ)はつまりポジション的に西園寺まりぃ。

まだゲーム中時間で10日ちょっと。
約2ヶ月の期間があるらしいので、まだまだ序盤か。
この先の進捗次第で次の記事に。

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